もやしは栄養なし!?それって本当?調べてみたらスゴイ野菜だった!

もやし

野菜が高騰する時期、重宝するのは「もやし」ですよね。

屋内で生産されているので、天候に関係なく大量に生産されるため、値段は変わらず¥10~¥50ほどで買えます。

「カサ増しには便利だけど、栄養価は期待できないでしょ…」と思っていませんか?

実は、もやしには見た目とは裏腹に様々な栄養を含んでいるんです。

今回は、「もやしは栄養なし」と思われている件について調べてみました!

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もやしに含まれる栄養価ってこんなにあるの!

もやしのイメージ

「もやしは栄養なし」のイメージの理由

まず、そもそもなぜもやしには栄養が少ないと思われるようになったのでしょうか。

それは、「もやしっ子」という言葉が先行しているからなようです。

もやしは見た目は白くて細長いことから、「もやしっ子」というと、「色白で病弱な?細く体力が無さそうな人」というイメージになりますよね。

「そういった栄養が足りていない人は、安いもやしばかり食べているからだ」という認識が広まり、もやしは栄養がないという印象を付けてしまったようです。

実際の栄養価は?

それでは、もやしは実際はどんな栄養が含まれているのでしょうか。

もやしは大豆を発芽させたものなので、大豆と同じ栄養はもちろん、発芽により新たな栄養素も生み出されます。

栄養素を列挙してみましょう。

  • タンパク質
  • ビタミンB、C
  • カルシウム
  • カリウム
  • 食物繊維
  • 葉酸・鉄分
  • アミノ酸(特に、アスパラギン酸)

こう見ると、やはり大豆からできているだけあって、様々な栄養がありますよね。

特に、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸はもやしに含まれている量がスゴイんです。

主にこのアスパラギン酸は、名前の通りアスパラガスに多く含まれる栄養素です。

しかし、大豆もやしにはなんとアスパラガスの2倍の量のアスパラギン酸が含まれているんです。

※大豆もやし…豆ごと付いているもやし。韓国料理のナムルなどによく使用。
最もよく食べられているのは、「緑豆もやし」です。

もやしに含まれている栄養の効能はこんなにもある!

もやしのイメージ2

上で挙げた栄養素は、以下のような効能があります。

・タンパク質
体をつくる源。皮膚の生成や細胞の生まれ変わりを手助けする役割があります。
・ビタミンB、C
美肌効果、肌荒れ防止、免疫力向上のほかに老化防止やガン予防効果、ストレス対策、風邪予防など様々な効果があります。
・カルシウム
骨の健康維持のほか、精神伝達物質の働きを促して精神を安定させる効果があります。
・カリウム
体内のナトリウムとバランスをとり、血圧の正常値をキープする役割のほか、すぐれた利尿作用のおかげでむくみの改善効果もあります。
・食物繊維
不溶性食物繊維が特に多く、胃や腸で水分を吸収し、膨らんで腸内環境の活性化や排便を促す効果があります。
・葉酸・鉄分
タンパク質や細胞を作る際に必要なDNAなどを合成する役割のほか、貧血予防効果や血流をよくする効果もあります。
・アミノ酸(特に、アスパラギン酸)
即効性のあるエネルギー源となるので、疲労回復効果があります。スタミナドリンクの有効成分にも用いられるほど。

また、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルをスムーズに全身に運ぶ役割もあります。

どれも体をつくるには重要な栄養素ですよね。

もやしのおすすめの食べ方と注意点について

もやし料理

もやしの栄養素を最大限に摂るためには、調理方法にもいくつか注意点があります。

もやしのひげは取らない

もやしのひげは、食べるときに口の中でちょっとひっかかったりすることがあり、取り除いている方もいあると思います。

しかし、栄養面で考えるとひげをとると、もやしの栄養素が流れ出てしまいやすいんです。

長時間水にさらさない

もやしに含まれるビタミンは特に、水溶性のものが多いので、水に触れると栄養素が流れでてしまいます。

そのため、サッと洗う程度にしておいて、長時間水に漬けておくことは避けましょう。

加熱時間も短めに

ビタミン以外にも、もやしに含まれる栄養素は水溶性のものが多く熱でも分解されやすい性質があります。

また、加熱しすぎるともやしのシャキシャキの食感も失われてしまうので、茹でるときは30秒を目安に、炒めるときも1分以内を目安にしましょう。

まとめ

もやしのおひたし

いかがでしたでしょうか?

もやしの以外な栄養素についてもいろいろと知っていただけたと思います。

安くてカサ増しになるだけでなく、栄養もしっかりあるなんて最高の野菜ですよね。

ぜひ、参考にしてみてくださいね!