妊娠中に食べてはいけないもの一覧!妊婦さんが注意すべき食品とは?

食事を摂る女性

妊婦さんはお腹の赤ちゃんのために栄養のあるものを取ろうと、意識して食事をしているかと思います。

しかし、妊娠中に食べてはいけないものがあるというのをご存知ですか?

母体や赤ちゃんに影響が出る食べ物もあるので気をつけておく必要がありますね!

ここでは、妊娠中に食べてはいけないもの一覧、妊婦さんが注意すべき食品を中心に解説します。

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アルコール

ビール

妊娠中はアルコールを控えなければいけませんが、お酒が好きな方にとって、妊娠中はちょっと辛い時期かも知れませんね!

妊娠中にアルコールを摂取すると、へその緒を通じて赤ちゃんにも届いてしまうのです。

この影響によって、胎児性アルコール症候群になってしまうと発達障害や学習障害を起こしてしまうのです。

これは、日本のみならず世界中の妊婦さんが注意しなければならない事項の一つとなっています。

また「妊娠中にお酒を飲んでいたけど元気な赤ちゃんを産んだよ!」と言うお母さんもいるでしょう。

しかし、お母さんが妊娠中、または授乳中にお酒を飲むことで胎児性アルコール症候群になる可能性が高まることに変わりありません。

アルコールの影響によって身体に障害が現れるのはお母さんではなく生まれてくる赤ちゃんであると言うことを肝に銘じておきましょう。

ノンアルコールビールならどうなの?

「ノンアルコールビールなら大丈夫でしょう」と単純に思われる方も多いことでしょう。

でも、ノンアルコールビールと言うものは単にアルコールが含まれていないというだけではありません。

その製造方法からしてもビールとは全く違う飲み物であるので注意したいところです。

添加物

食物繊維、大豆ペプチド、香料、酸味料、調味料、カラメル色素、酸化防止剤、甘味料(アセスルファムK)

無添加のノンアルコールビール

・ヴェリタスブロイ ピュアアンドフリー(ドイツ産)
本場ドイツの製法を厳格に守り、創業385年の老舗ブルーワリーと共同開発したノンアルコールビール。
原料はプレミアムモルト、ファインホップと天然水のみで、添加物は一切なし。
ノンアルコールでありながら、ドイツビールそのままのコクと風味を味わえます。
カロリーも100mlあたり12kcalで安心!

・龍馬1865(国産)
ドイツ麦芽100%使用したノンアルコールビールです。
香り、苦みのバランスが取れたビール通にはたまらない味わい。
プリン体ゼロでカロリーも100mlあたり15kcalで安心!

上記の2点を挙げましたが、ノンアルコール飲料をお求めの際は原材料の表示を確認してから購入するようにしましょう。

タバコ

タバコ

喫煙は妊婦さん以外にも、ガンの原因といわれており、世界中で禁煙を呼びかけられています。

ですから、妊娠中のタバコは完全NGです。
流産や早産の可能性が高まり、赤ちゃんの発育を阻害し、低出生体重児発生率が高まります。

タバコの害の中で最も問題なのがニコチンや一酸化炭素です。

ニコチン : 血管を収縮させる作用があり、妊婦さんの体内の血流が悪くなります。
一酸化炭素 : 血液中のヘモグロビンと結合し、従来運ばれるべき酸素が十分に運ばれない可能性が高まります。

一酸化炭素がヘモグロビンと結合すると、血液中の酸素が不足し、赤ちゃんに運ばれるべき大切な酸素もが足りなくなる恐れもあります。

その結果、赤ちゃんを育んでいる臓器の子宮への血流が悪くなると子宮収縮や胎盤の機能が低下し、流産や早産等の発生率が高まります。

また、子宮への血流が悪くなるということは、赤ちゃんの成長に必要な栄養分も届きにくくなり、低出生体重児や子宮内胎児発育遅延の原因になる場合もあるのです。

誰しも元気な赤ちゃんを産みたいと願っているはずです。
そのためにも禁煙して体調を整えて元気な赤ちゃんを産みましょう。

受動喫煙も気を付けよう

「自分はタバコを吸わないから大丈夫」と、油断してはいけません。
自分で吸わなくても受動喫煙の危険性があるのです。

受動喫煙の恐ろしさは、喫煙している本人よりも周囲にいる人の方がたばこの先から出る副流煙影響を受け、ニコチンを倍以上吸っているのです。
タバコを吸っていない妊婦さんでも、家族や会社などでの受動喫煙の影響で低出生体重児の出産の発生率が高まるという結果もでています。

カフェイン

コーヒー

コーヒー・お茶・紅茶

カフェインを含んでいる飲食物とは?

一般的に嗜好品といわれる上記の3つにカフェインが含まれている事はよく知られていますよね。
ですが、カフェインは子供でも口にするようなチョコレート以外にも、以下のような食品にも含まれています。

コーラ・ココア・ミルクティー・チョコレート・ガム(眠気防止用)・栄養ドリンク・医薬品など

妊娠中にカフェインを摂取すると、流産や早産、低出生体重児の原因になるといわれています。

カフェインを摂取すると、へその緒を通してカフェインが赤ちゃんに届いてしまいます。

赤ちゃんの肝臓は発達段階なので、カフェインを排出しきれずに体内に長期間、留まってしまいます
ですから、カフェインは、赤ちゃんの未熟な体にとってとても負担になるのです。

カフェインはお母さんのホルモンにも影響を及ぼし、その結果血流が悪くなります。
その影響で、赤ちゃんに酸素と栄養分十分に送られなくなり、発育障害や胎児の死亡へ関係があると考えられています。

また、カフェインはカルシウムの排出を促進します。
カルシウムが必要な妊娠中の母体にカルシウムが足りなくなってしまうのです。

また、出産後の授乳期間中もカフェインの摂取は控えるべきです。

母乳を通して赤ちゃんがカフェインを摂取する事になり、赤ちゃんが興奮して泣きやまなかったり、寝つきが悪くなる事があります。

さらに、カフェインによる影響で、乳幼児突然死症候群の発症率が高まるという調査結果もあります。

コーヒーや紅茶は嗜好品ですから、それを無理に我慢すると、かえってストレスの原因になってしまいます。
その場合は、ノンカフェインの物を選んで飲むようにしましょう。

ノンカフェインの飲み物

麦茶・黒豆茶・杜仲茶・ハーブティー・ルイボスティー

生肉

生肉

ユッケ・生ハム・生のベーコン・豚レバー・牛レバー・鶏ワサ・鶏タタキ

生肉を食べることで「トキソプラズマ」、「O-157」などの感染症にかかる危険性があります。
わずかな量でも食中毒になることがあり、感染力の強い菌です。

トキソプラズマ
哺乳類や鳥類に感染する寄生虫で、土の中や糞にも潜んでいます。
妊娠中の女性がトキソプラズマに初感染すると、生まれた子供は、精神発達遅延や視力障害、脳性麻痺などの先天性障害を引き起こす可能性があります。

なお、妊娠以前に感染して抗体がある(陽性)人は心配ないようです。

トキソプラズマは加熱によって死滅するので、しっかりと加熱した物(中心部が65度以上)を食べることで感染を防げます。

さらに、調理中の感染を防ぐために、肉や他の食品のまな板を別にすることをお勧めします。

馬刺し
これまで、馬刺しは安全だといわれてきましたが、近年、サルコシスティス・フェアリー(住肉胞子虫)という寄生虫(原虫)の存在が明らかとなり、これが馬刺しによる食中毒の原因と考えられています。

サルコシスティス・フェアリーによる食中毒は、馬肉を加熱、冷凍処理することで、することによってザルコシスティス・フェアリーによる食中毒のリスクを低くすることができます。

チーズ

チーズ

カマンベールチーズ・モッツァレラチーズ・ブルーチーズ

カマンベールなどのソフト系チーズやブルーチーズなどの、カビの生えたチーズにはリステリアという菌が潜んでいる場合があります。

妊婦さんが感染すると、胎児に悪影響を及ぼす危険性があり、感染するとインフルエンザの様な症状が現れるだけでなく、流産や早産、死産の原因になる場合があります。

また、妊婦さんは通常の人に比べ、20倍もリステリア菌に感染しやすいそうです。

ですから、ソフト系チーズのモッツァレラやカマンベールは控えましょう。
食べても安全なのは、ピザなどに入った加熱しているチーズです。

水銀を多く含む大型の魚

マグロの刺身

注意が必要な魚

キダイ・マカジキ・ユメカサゴ・ミナミマグロ・ヨシキリザ・キンメダイ・メカジキ・クロマグロ・メバチマグロ

魚には良質の「タンパク質」や「カルシウム」、「DHA」、「EPA」などの体に良いとされる栄養分が豊富に含まれており、妊婦さんにもお勧めの食材です。

「DHA」、「EPA」には、血管障害を予防するほか、アレルギー反応を抑制する作用などがあることが分かっています。

しかし、生態系の上層部にいる大型の魚には水銀が多く含まれている場合があります。

妊娠中に水銀を摂りすぎてしまうと、赤ちゃんの発育に影響があり、先天性異常を引き起こす可能性が出てきてしまうんですよ。

ですから、水銀が含まれている可能性のある魚は控えるべきです。
絶対食べてはいけないという事ではなく、食べる量を減らせば大丈夫といわれております。

また、魚を食べるときは水銀量をチェックしてから食べるようにしましょう。

お腹の中の赤ちゃんは、水銀を排出できないうえに、その影響を受けやすく、脳神経障害を引き起こす可能性もあるので注意しなければなりません。

注意すべき魚を厚生労働省が発表しています。
妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項

「魚は一切ダメ!」なのではなく、量を控えめにということですから、あまり神経質になる必要はありません。

ツナ缶は水銀含有量が少ないキハダマグロ、ビンナガマグロ、カツオが使われていることが多いため、安心して摂れます。

魚に含まれるEPAやDHA、良質なたんぱく質はお腹の中の赤ちゃんにとって成長の源になります。
単に「魚は控えよう」ではなく、サバや、イワシ、サンマなどの小魚を中心毎日の食事に取り入れてみてはいかかでしょうか?

特には注意が必要でない魚

キハダマグロ・ビンナガマグロ・メジマグロ・ツナ缶・サケ・アジ・サバ・イワシ・サンマ・タイ・ブリ・カツオ

生の介類

生ガキ

カキ・アサリ・シジミ

生ガキは、妊娠中でも食べたくなる食材ですよね。

ですが、下水が流れ込む河川や海の沿岸部で採れる二枚貝、特にカキやアサリ、シジミには食中毒の原因にもなる「ノロウイルス」を高い濃度で蓄積している可能性があります。

しっかりと加熱処理されたカキの場合、ノロウイルスは死滅していますが、生ガキを食べるとノロウイルスに感染する危険性が高くなります。

体調が弱っている時や妊娠中は抵抗力が低下しているので、妊娠前に比べてノロウイルスに感染しやすい状態です。しかもノロウイルスはワクチンがないので、予防するにに越したことはありません。

また、妊婦さんへの間接的な影響では、食中毒による重度の下痢や嘔吐は、子宮の収縮と脱水症状を起こして流産や早産の危険性が高くなります。

ですから、妊娠中はカキフライやバター焼きにして加熱した調理法をお勧めします。

生卵

生卵

生卵は卵かけご飯やすき焼きにつけたり、手軽に食されている食材ですが、安全性の面から言うと生卵も注意が必要なのです。

また、卵の殻には「サルモネラ菌」が付着していることがあり、洗浄が不十分な場合は感染してしまい、下痢や嘔吐などの症状がでます。

また、妊婦さんがサルモネラ菌に感染すると、食事が摂れなくなったり、重度の下痢や嘔吐は、子宮収縮のリスクがあるため、特に妊娠初期この時期は、生卵を控えておくべきでしょう。

安全性の面からも妊娠中は生卵を避け、加熱処理した卵を食べるようにしましょう。

ビタミンA

レバー

鳥レバー・豚レバー・あん肝・うなぎの肝・ほたるいか

ビタミンAは、胎児の成長に必要な栄養素となっており、妊婦が摂取不足になると、胎児の成長障害や奇形を引き起こす可能性があるとされています。

逆に、「レチノール」といわれる動物性の食材に含まれているビタミンAを過剰摂取することでも「口唇列や口蓋裂」、「水頭症」などの奇形になってしまう危険性が高くなります。

特に妊娠初期に影響を受けやすく、女性の場合、1日の摂取量の推奨値は650μgRE~700μgREで、上限値が2,700μgREですから、この数値をしっかり守って摂取するようにしましょう。

また、妊娠中は貧血気味になることも多く、その対策としてレバーを積極的に摂取しようとする場合が考えられますが、「レチノール」の過剰摂取に繋がるおそれがあるので食べ過ぎには注意しましょう。

また、植物性のビタミンA(β-カロテン)は過剰摂取の心配はありません。植物性のビタミンAの場合は、必要な量がビタミンAへと変換されるためです。

ハーブ

ハーブ

ラズベリーリーフ・ジャスミン・カモミール・ペパーミント・ハトムギ、アロエ・サフラン・ベニバナ

ハーブと言っても多種多様なものがあります。
また、医薬品ではありませんが、様々な効能があり、副交感神経に働いて、リラックス効果もあり、
ストレスを和らげるありがたいものです。

しかし、にハーブには子宮収縮作用のあるものが多く、飲み続けると、お腹が張ったり、早産や流産する可能性が高まるのです。

香辛料

香辛料

ターメリック(ウコン)・シナモン・タイム・セージ・バジル・ナツメグ・パセリ・アロエ

香辛料は体を温める作用や血流改善、さらには食欲アップさせる働きがあることから一般的に良い食材として扱われています。

しかしハーブの中には子宮収縮作用があるものが多く、摂りすぎると流産や早産の可能性が高まるので妊娠中は控えたほうが安全でしょう。

また、香りの良いシナモンですが、お菓子の材料として使われている場合もあり、知らずに摂取していることもあるので、成分表示をよく確認してから購入する癖をつけましょう。

他にも、便秘に良いとされているアロエですが、皮の部分に含まれる「アロイン」って言う物質には子宮収縮作用があるので摂りすぎないよう注意しましょう。

海藻類

海藻

ひじき・昆布・わかめ・のり
インスタントの昆布だし
インスタントのみそ汁・うどん
合わせ調味料
昆布エキスや海藻エキスが入っている飲み物

海藻類の多くには「ヨウ素」と言う成分が含まれており、甲状腺ホルモンの働きに影響をあたえるようです。

そのため、摂り過ぎると甲状腺機能の低下につながる可能性もあるため注意する必要があります。

また、昆布には「ヨウ素」の含有量が高く、直接食べること以外にも「ダシ」などの調味料に含まれていることも多く、知らず識らずに摂っていることになる場合もあるので注意が必要です。

ただし、全く摂取しないというのも良くありません。「ヨウ素」が足りないとヨード欠乏症になってしまい、流産やお腹の赤ちゃんに悪い影響を及ぼす可能性が高まります。

海藻類は、体重が増えたときなどダイエット目的でサラダにして食べることも多いですが、過剰摂取には注意しましょう。

厚生労働省は妊娠中のヨードの推奨摂取量を2,200μg(2.2mg)と定めています。

ひじき

ひじき

ひじきは海藻類の項目でも取り上げましたが、食べ方に注意が必要な食材の一つでもあります。

それはひじきには、国産、外国産を問わずにヒ素が含まれているからです。このため、妊婦がひじきの摂取を禁止している国もあるほどです。

しかし、正しい調理方法を行えば安全に食べることができます。

まず、乾燥ひじきを使うのですが、そのままでは有害なヒ素が多く含まれています。

ひじきを安全に調理するためには、まず1時間以上水で戻してあげます。そして、新しい水に取り替えて5分以上茹でましょう。

すると、ヒ素含有量は極端に減り、ワカメのヒ素含有量より低くなります。

これで安全にひじきを食べることができます。

ただし先にも述べたように海藻類に含まれますので、摂りすぎには注意しましょう。

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まとめ

これまで妊娠中に摂ってはいけない食べ物を見てきましたが、完全にNGなものと、過剰摂取さえ避ければ大丈夫な食品があることがわかりました。

妊娠中は赤ちゃんの成長のためにも様々な栄養素が必要になります。

あれもダメこれもダメでは栄養が偏ってしまいますので、完全にNGなものと控えるべきものを見極めてバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。