着物を着た後のお手入れの正しい方法を知っていますか?

着物

あなたは普段着物を着ますか?

銀座や日本橋などでは、着物を上品に着こなしたご婦人も多く見かけますし、着物の方はお得に買い物が出来る特典を設けたお店なども出てきていますよね。

おばあちゃんなどから譲り受けた着物を着ようと思っても、お手入れって難しそうですよね…

洋服のように汚れたら洗えばいい、と簡単にはいきませんしね。

でも、ちょっとした汗じみや汚れだったら、ご家庭でもお手入れ出来るんです!

今回は着物を着た後のお手入れの正しい方法をお教えします!

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代々大切にしたい!着物をクリーニングに出す適切な頻度は⁉︎

着物を着たら、その後どのくらいの頻度でクリーニングに出せばいいでしょうか?

それは、着物を着る頻度にもよります。

  • 普段ほとんど着ず、年に一度程しか着ない場合…着た後に、一度クリーニングにだせば、もうOKです。
  • 定期的に着る場合…着るたびに毎回クリーニングに出す必要は無く、季節の変わり目に出せばいいです。
    もちろん、酷いシミなどが出来てしまった場合は、すぐにクリーニングに出した方がいいです。

そして、着た後に家で保管する場合も、ちょっとの後処理で持ち具合がグンと変わるんです。

以下で着物を着た後の、お手入れの方法を見ていきましょう。

①着物を着て帰って来たら、すぐに畳まずに着物ハンガーにかけ、全体的に汚れやシワが出来ていないかチェックします。

☆チェックポイント☆

  • 衿…一番汗やファンデーションなどが付きやすいところです。首回りなど入念にチェックしましょう。
  • 袖口…特に内袖に汗がしみていないかチェックしましょう。また、食事をした時にはね返りをしていないか等も確認します。
  • 裾…泥跳ねや砂埃が付きやすいことと、生地がスレていないかをチェックしましょう。

②次に、着物をハンガーにかけたまま日陰の風通しの良いところに一時間程度干します。

あまり長い時間干しっぱなしにしていると、型崩れの原因になるので、長くても一晩までにしましょう。

特に汗ジミやファンデーションのシミ、砂埃などのトラブルが無い場合は干した後、畳んでしまってOKです。

もしシミなどがあった場合、自分でどのように対処すればいいのか、次でお教えします!

着物職人が教える!自分でする着物のお手入れ方法

重曹

汗が付いてしまった場合

  • 霧吹きで少量の水を吹きかけ、タオルで押さえて汗を取ります。

シミが出来てしまった場合

  • ファンデーションや口紅など、油性の汚れ…ベンジン
  • 醤油やコーヒーなど水性の汚れ…中性の食器洗剤を15倍ほど水で薄めたもの

ともに、ガーゼにベンジンや食器洗剤を薄めたものを染み込ませ、着物の下に汚れてもいいタオルを当てます。

汚れの部分をガーゼでトントンとたたき、下のタオルに汚れを移動させていきます。この時に絶対にこすってはダメですよ!

※チョコレートやバター、ケーキなど油性と水性が混ざった汚れ…ベンジンで油性汚れの処理をしてから、食器洗剤の水性汚れの処理をして下さい。

その他、たんぱく汚れは、熱で固まる性質があるので、絶対にお湯は使わないで下さいね。

たんぱく汚れというと、血液や卵、乳製品、肉汁などが当てはまります。

泥汚れの場合

  • 湿っている場合は、いじると泥が生地に染み込んでしまう恐れがあるので、何もせずそのままハンガーにかけて乾かします。
    乾いた後に、ブラシで砂をはたけばOKです。

着物の汗抜きを自分でお手入れする術って⁉︎

洗濯

普段よく着る洋服でも、汗ジミを放っておいたら黄ばんでしまったりしますよね。

着物は洋服以上に繊細な生地で出来ている事が多いので、洋服以上にこまめに手入れする必要はあります。

まず、着物はどんな生地で出来ているのかざっと説明します。着物をこれから買うという方も、参考にしてみて下さいね。

着物の素材の種類には、絹・木綿・麻・羊毛・ポリエステルなどがあります。

ご存知の通り、上品な光沢があり高級な気品を表現出来ます。また柔らかな質感から、体になじみやすく動きやすくもあります。
一方で、湿気に弱く傷みやすいのも特徴です。
木綿
普段着の着物としては最もスタンダードな生地です。丈夫で洗濯にも割と強く、また通気性&吸湿性も良いです。
また、着物を作る際に色も入りやすく、色映えします。
一方で、縮みやすくシワになりやすいのが特徴でもあります。また、太陽光に当たりすぎると、日焼けしやすく黄ばみやすい点もあります。
通気性が優れているので、夏の時期は洋服でも麻のシャツなどがたくさん売られていますよね。
一方で、シワになりやすく伸びません。
しかし、色は入りにくく、また色落ちもしやすい性質があります。
繊維の表面にスケールという鱗に覆われているので、保温性が高いです。
一方で、吸湿性が高く、虫にも弱く、耐久性も強くありません。
ポリエステル
これは洋服でもよく使われている材質ですよね。他の材質の着物よりも手軽な値段で購入出来、また洗濯も出来るなど、手入れしやすいです。

しかし、着物の絵柄が映えにくく、安っぽさが出てしまうこともあり、着物の上品な表現力は乏しくなりがちです。

ご家庭で汗抜きをする場合、基本的に、先ほど上で挙げた霧吹きで水を吹きかける方法と同じです。

しかし汗の量が多い場合は、中途半端に手入れすると、そこが輪ジミになってしまうことがあります。

そうならないための汗抜きの方法をお教えします。

  1. タオルを着物の下に当てて、汗をかいた部分を大きめに霧吹きで水をかけます。汗が生地に残っていると、その部分は水をよく吸収します。
    この時、輪ジミにならないようにぼかすようにやります。
  2. 上から水を含ませたタオルで、着物をたたきます。
    決してこすらずに、下のタオルに汗を落とすイメージでやります。
  3. 乾いたタオルで、水分を取ります。
    そしてドライヤーを当てて、乾かしていきます。

この時、生地がくしゃくしゃになりかけたら、アイロンをかけると元に戻ります。アイロンをかける時には、当て布をするのを忘れずに。

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まとめ

着物3

いかがでしたでしょうか?
着物をお手入れをするといっても、そこまで大掛かりで大変だ、というわけではありませんよね。

洋服でも、コートなどは年に一度クリーニングに出している、という方もいるでしょうし、着物もよほどシミがつかない限り、クリーニングは年に一度ほどでいいんです。

着た後のちょっとした心がけで、着物をメンテナンス出来るので、機会があれば着物を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?