じゃがいもの男爵 メークインの違い!向いている料理と見分け方!

じゃがいも

じゃがいもには色々な種類がありますが、その中でも有名なのは男爵とメークインでしょうか?

この2種類のじゃがいも、どちらが好きですか?と聞かれてすぐに答えられる人は、お料理が好きな人でしょうか?それとも食べるのが好きな人でしょうか?

2種類のじゃがいもを使い分けることができれば、今よりもっとお料理上手になれること間違いなしです!

そこで今回は、じゃがいもの男爵とメークインの違いや向いている料理と見分け方についてお伝えします。

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じゃがいものメークインと男爵の簡単な見分け方とは!?

メークイン

じゃがいものメークインと男爵の見た目の見分け方は、皮を剥いていないままであれば、メークインはつるっととしていて、よく見ると涙の形のように下膨れの楕円形をしています。

それに比べて、男爵は丸くてごつごつしています。
芽が出る場所がへこんでいるので、皮を剥くのが難しいです。

切ってしまってから見分けるなら、メークインの方が少し黄色っぽく男爵は白っぽい色をしています。

切ってしまうと、なかなか見分けるのは難しいですが、メークインの方が男爵より肌感が滑らかな感じです。

じゃがいもで違う!?メークインと男爵!それぞれの食感

カレー

同じようにゆでたり蒸したりしたとき、ねっとりした感じになるのがメークイン、粉ふきいものようになるのが男爵です。

食感も同じように、ねっとりなのがメークイン、ホクホクなのが男爵です。

男爵の方が水分は少なく、またでんぷん価が高いので、火を通すと、ポロポロと崩れやすいです。

じゃがいもらしいというのはおかしいですが、イモ類本来のホクホク感があるのは男爵ではないでしょうか?

じゃがいもの種類別!メークインと男爵にそれぞれ向いてる料理5選

コロッケ

メークインと男爵はそれぞれ、その特徴を活かして向いている料理が微妙に違います。

どちらもここでご紹介いたします。料理を作る際、買い物時の参考にしてください。

メークインに向いている料理5選

①肉じゃが

肉じゃがは好みによって、ポロポロに崩れているような肉じゃがが良ければ、男爵で作る方がいいです。
メークインで作ると荷崩れせず、ねっとりしたじゃがいもの肉じゃがを楽しむことができます。

②カレーライス・シチューなど

カレーライスのルーやシチューのじゃがいもは、コトコト煮るので、かたくずれしてしまって、なくなってしまうことも多いですよね。

メークインで作ると、形そのままでじゃがいもをしっかり感じることができます。

じゃがいもの千切りを肉やベーコン、他の野菜と炒めると美味しいですが、男爵などのホクホクのじゃがいもで料理してしまうと、ぼてぼてに固まってしまいます。

その点、メークインを切って水につけてペーパータオルなどで水気を取って使うと、じゃがいもがシャキシャキしてとても美味しくできあがります。

③ポテトオムレツ

同じようにじゃがいもを千切りにして、卵液とともにフライパンで焼き上げるオープンオムレツは炒め物と同様、メークインで作ると、シャキシャキして美味しくできあがります。

④ポテトグラタン

じゃがいもと玉ねぎ、チキンやベーコンを使ったグラタンもメークインで作ると、美味しくできあがります。

※メークインで作ると美味しい料理は、歯触りを感じたい料理、時間をかけて煮込む料理など、に向いています。

男爵に向いている料理5選

①コロッケ

水気も少なくホクホクが楽しめるポテトコロッケは男爵で作ると、よりホクホクです。
お好みのひき肉や玉ねぎのみじん切りと一緒にゆでた男爵をあらつぶしにして、混ぜて丸めて作るポテトコロッケは、手作りならではの美味しさです。

また、生クリームやピザ用チーズを一緒に混ぜて作るなんちゃってクリームコロッケも男爵で作るのがいいでしょう。

②ポテトサラダ

ポテトサラダは男爵で作るのがいいです。水っぽいじゃがいもだとベチャベチャになってしまうので、ホクホクのまま食べることができるのは、男爵です。

③マッシュポテト

マッシュポテトは主菜というよりは、脇役のイメージですが、乾燥ポテトではなく、男爵で手作りすると、とても美味しくできあがります。

④ポタージュ・ビシソワーズ

食事の前菜に手作りで作るポタージュも男爵なら簡単に美味しく作ることができます。暑い季節には冷たくしてビシソワーズにしてもいいですね。

⑤やっぱり、ふかしいも

蒸してよし、レンチンでも十分美味しく食べることができます。バターやマヨネーズを
つけてガブッと食べてください

まとめ

男爵

メークインと男爵の話でしたが、どうでしたか?

昔々取り寄せられた、イギリス原産のメークイン(May Queen、メイクイーンと呼ぶ方が正しいかもしれませんが標準和名はメークイン)とアメリカ原産の男爵(高知県出身の男爵が取り寄せたことからこの名前になりました)を日本の気候や土によって今のようになった2大じゃがいもですが、私たちの食生活の中にしっかり根付いていますね。

じゃがいもは炭水化物の他、ビタミンやミネラルも摂取できる栄養的にも優れた食物です。使い方を覚えて、たくさん食べてほしいです。